無料ブログはココログ

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

今一度!

P1010856

大学の図書館です。

私が現在通っているウィーン国立音楽大学は、学科ごとに校舎が分かれウィーンのあちらこちらに点在しており、この図書館の他にもその校舎ごとに付随している図書館があります。ここは中央図書館。

この部屋の本棚に並んでいるものはほとんどが楽譜。オーケストラのスコアからオペラのヴォーカルスコア、歌曲、宗教曲、ピアノ曲、管弦楽曲、室内楽etc…一体何冊あるのでしょうか?さまざまな楽譜を手にとって見ることができます。コンピューターで楽譜を検索することができ、希少なものは書庫にあるので、受付でお願いすると数時間後に受け取ることができます。いくらか偏りはあるもののここに行けばわりと必要なものが手に入り、なかなか重宝しています。貸し出し期間は1ヶ月~2ヶ月、ものによって異なるようです。オペラなどのプロジェクトがある時は、保証金を払ってその稽古の期間中ずっと貸し出しをしてくれることもあります。音大ならではというか、この部屋には電子ピアノが置いてあって、ヘッドフォンをしてですが音を出して弾くことができます。これはナイスアイデアですね!あとCDを聴いたりビデオを観たりする視聴覚室、資料を読んだり調べ物をする部屋もあります。

今日はここでオペラのヴォーカルスコアを借り、夜に知り合いの稽古を見学するためにウィーン国立歌劇場内の稽古場に潜入してきました。人の稽古を観るっていうものとても勉強になるもので、終わった後その方ともいろいろとお話したのですが、今の私に刺激になることが多く、充実した時間を過ごすことができました。今一度気合を入れ直して頑張らなければ!と少々勢い付いたところです。音楽に限らず何でもそうなのだと思いますが、一つのことを突き詰めるには勉強×勉強、日々努力が必要ですね。目標を持ち、そして常に謙虚であること。決して忘れてはいけないなと思います。

ここ3日ほどウィーンはお天気がよく小春日和が続いています。気温が上がり、街の雪はもうほとんど解けました。しかし例年では3月や4月にうんと寒い日が続き、雪が降ることもありますのでまだ油断はできませんが。天気のいい日には散歩をするのが一番。今日のドナウ川は空の色を反射してとってもきれいなブルーでしたよ!

P1010901

身体のために

P1010850

毎朝の健康アイテム 『ヨーグルト』 です。

だけどこれは温かい“ホットヨーグルト”。ふと手に取った雑誌に温めたヨーグルトの効果がいろいろと書かれていました。なんだか身体に良いらしいんです。

何の効果があるかと言うと・・・

・胃腸の働きを活発にするため、便秘解消に効果的。

・身体の免疫力を高め、肌荒れの原因などになる微生物の感染に対する抵抗力を高める。

・食べた後に満腹感が得られてダイエット効果あり。

・カルシウムの消化吸収がされやすいので、骨粗しょう症の予防にもなる。

だそうです。

普通に食べても健康によいヨーグルト。だけど寒い冬には冷たいままだと身体を冷やしてしまいそうでちょっと敬遠しがち。ヨーグルトは冷たいものと以前は思っていましたが、試しに作ってみたところ、これがなかなかいけます。味のバリエーションはさまざま。

例えば・・・

はちみつレモンヨーグルト→ヨーグルト120g+レモン汁大1+はちみつ

バナナヨーグルト→ヨーグルト100g+細かく切ったバナナ半分~1本+水大1+はちみつ

りんごヨーグルト→ヨーグルト120g+りんごすりおろし4分の1+はちみつ

ハニージンジャー→ヨーグルト120g+すりおろし生姜小1+水大1+はちみつ

などなど。他にもいちごやブルーベリーなんかもいいですね。温めると甘みが出るので、はちみつはお好みで。お砂糖でもOKです。これをレンジで1分加熱すれば出来上がり。簡単でしょう?

歌うには身体が資本ですのでもちろん健康は第一!普段の食生活では栄養のバランスにもわりと気を使っています。そして、最近美容にも興味大!やはり女性としていつまでも美しくありたいですものね。

別れ≒旅立ち

この数年で何人の友達を見送っただろう。昨日もウィーンで仲良くしていた友達が日本へと旅立った。

「見送りに行こうか?」と言ったのだけど、「友達が車で送ってくれるから・・・」と彼女はなんとな~く言葉を濁していた。

予感的中!

親しい友達が見送りに来ると大泣きするから一人で行こうと思った・・・っと。私は結局見送りに行かなかったのだけど、出発の日彼女から預かり物をした友達が、大荷物を持って一人で空港に行こうとする彼女を見るに見兼ねて空港まで送って行ったそう。「また絶対に会おうね、元気でね。」と2日前に別れたとき、私は思わずホロリと涙してしまった。彼女の選択はある意味正しかったのかも・・・空港まで見送りに行っていたら間違いなく私も大泣きしていただろう。

異国での生活はもちろん楽しい事もたくさんあるのだけれど、みんなどこかに寂しさや不安を抱えながら生活している。そんなところで出逢った友達たちはとっても大切な存在。音楽のことはもちろん、くだらない事から悩み・相談事までなんでも話し、泣いたり笑ったり…、困ったときには助け合い支え合いながら生活している。人間関係がとーっても濃いのだ。

別れ≒旅立ち!

分かってはいてもいつも寂しいものですね…。

P10003751_3

食欲の冬?!

最近寒いせいか食べても食べてもお腹が空く私です。
“食欲の冬”到来!
 
よく散歩に出かける道すがら、なにやら美味しそうなレストランを発見し前からとーっても気になってたんですが一人では入りづらく、念願叶ってお友達と行って来ました。場所はウィーンのはずれ、路面電車の終点駅からさらに歩くこと30分!
こんな感じの
P10105001
時には鹿が出てきて草を食べているような自然いっぱいの公園なのですが・・・

今はこ~んな感じバッド(下向き矢印)
P10107291
雪の降り積もる広い公園の中をテクテクと歩いて行くと…、くんくん、あらあら、なにやらとってもいい匂いがするじゃないですかで、思わず早足に!(笑)

オーストリアの南部、シュタイヤーマルク地方のお料理を出すお店でした。内装がカントリー調で可愛らしく、落ち着いた雰囲気で静かだし、なんだか隠れ家のようなお店。シルヒャーというシュタイヤーマルク地方特産のロゼワイン、黒パンとマッシュルームのスープ、かぼちゃのオイルドレッシングのサラダ、そしてイノシシのロースト、デザートに自家製チョコレートトルテをいただきました。贅沢に軽くフルコースですね、おほほっ
P10107332
残念ながら、ちょっと暗くてよく伝わらない…。イノシシのお肉は初めていただきましたが、臭みがなく柔らかくてとっても美味!オーストリア料理のわりに味付けが上品で盛り付けもきれいだし(こちらは大盛り、そして大味でちょっと塩辛いことが多い)、街中で食べるより少しお値段が手ごろだったかも。こちらの店員さんって無愛想で不親切な場合が多いのだけど、ここのお店はとても親切丁寧で感じがよかったですまた来ま~す


「ウィーンで何を食べてるの?」とよく質問されるのですが、ここでは日本の食材もわりと手に入りやすいので、和食を作ることが多いです。やはり食べ慣れたものが一番いいですね。オーストリアは海がないのでお魚が手に入りにくいことが私としてはとっても残念なのですが・・・。月の90%以上は自炊でしょうか。家に友達を呼んだり、友達に呼ばれたりして一緒に食事をすることも多いです。時には外国人の友達に和食をふるまうこともあります。その時にはちらし寿司か巻き寿司を必ず作ります。皆さん、お寿司は大好きですよ

私の特等席 その①

とっても寒いある冬の日の会話。

「あっ、今日は0℃もある!暖かいね~

いえいえ、そんなはずはありません。この2週間ほど0℃以下(寒いときは-12℃まで!)の日が続いたせいで、どうやら身体の感覚がおかしくなっているようです。ウィーンでの冬はこれで4度目になりますが、これまでに体験した中で今年は一番寒い冬!今まで使ったことのない暖房器具もフル活用しています。外へ出ると顔が痛いくらいの寒さ。ついつい家に閉じこもりがちになるのですが・・・・

そんな寒い冬の夜には、やはりオペラやコンサートへウィーンでは9月初め~翌年6月末までが1シーズンで、オペラハウスやコンサート会場では様々な演目が上演されているのですが、特に冬の時期にはいい公演、人気の高い公演が多くあるような気がします。と言うことで、先週は劇場通いが続きました。

P10106801↑ウィーン国立歌劇場

P10106831 ↑入り口を入って。。。。

P10106841 ↑一番上まで!

P10106851 ↑ここが私の特等席

音楽の都、ウィーンを象徴する歌劇場。ここでは9月から翌6月末まで、ほぼ毎日日替わりでオペラやバレエが上演されています。客席総数は1709席+567の立ち見席。料金はカテゴリー別で一番高い席で2~3万円といったところでしょうか。反対に立見席はなんと350~500円程度の料金です。私は年間の回数券を購入しているので、一回あたりの料金が200円くらい。びっくりするようなお値段で毎回オペラが観れちゃうんです。場所によって舞台が見切れてしまうところもあるのですが、うまく場所を取れば舞台全体だけでなく、指揮者も見えるし、オーケストラも隅々まで見渡せます。そしてここは歌手の声もオーケストラの音もうまく交じり合ってとてもバランスよく聴こえてくる場所。何十年もこの劇場に足を運ぶ耳の肥えた常連さん達が集まる場所でもあります。

さて先週の目玉はベッリーニ『清教徒』。エルヴィラ役を歌ったのはエディタ・グルベローヴァでした。彼女は1970年にウィーン国立歌劇場と契約し、40年間もこの劇場で歌い続けています。なんと64歳!艶やかでよく通るキラキラした声からは、その歳は全く感じられません。魔法のように声を操り、その歌は私たちを舞台にぐぐっと惹き込むのです。

P10106761 ↑カーテンコールのグルべローヴァ

この3年間でドニゼッティ『ルチア』『ロベルト・デヴリュー』、ベッリーニ『ノルマ』、R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』と彼女の出演する舞台は全て足を運びました。途中調子を落としているような時期があり、「あれっ、大丈夫かなぁ・・・?」と心配したこともありましたが、なんとあれから完全復活!いや、復活以上のものがあるのではないでしょうか。天性の才能はもちろん、彼女には偉大な努力と長年の経験の積み重ね、そして歌手としての誇りを感じます。一体どんな生活をして、どんなトレーニングをして、どんなものを食べているのか・・・その生活を少しでも垣間見てみたいものですね

ヴェルディ『オテロ』も観ました。もう5、6回この舞台は観ているでしょうか。デズデモナを歌うクラッシミラ・ストヤノヴァも私のお気に入りの歌手の一人。透明感のある美しい声で、力強くかつ繊細に歌い上げるテクニックを持っていて、この人もきっと長く舞台で歌っていく人なのだろうなと思います。ヴェルディの最後のオペラとあってオーケストレーションがとっても美しく、ドラマチックな渦に巻き込まれ、胸が締めつけられるような音色に思わずほろりとしてしまう。。。好きです、ヴェルディ他の歌手たちも素晴らしく終演後は何度もカーテンコール!

P10106961

そして昨日はR.シュトラウス『薔薇の騎士』でした。私の大好きなオペラ作品の一つ。これもオーケストレーションが非常に美しく、ウィーンの音色にとってもマッチしていて、オーケストラが喜んで音楽を奏でているのがよくわかります。歌手も全体的によい感じオットー・シェンクの演出も気品があって、しかもお洒落で茶目っ気があって好きです。開演から終演までなんと4時間!いい演奏は立ちっぱなしも全く苦にならないもの。終演後は美味しい上質のワインを飲んだときのように、美しい音楽に酔いしれて気持ちよ~く帰宅するのでしたあぁ~幸せ

劇場って日常を忘れてしまうくらい魅力的な場所私もそんな舞台を作れる演奏家でありたいものです。

先日の演奏会から

先日と言ってももう半月も前ですね・・・。1月13日に松阪コミュニティ文化センターで“ふるさとコンサート”を開催しましたが、そのときの演奏風景をカメラマンさんが撮影してくださいました!        演奏会を振り返りながら、少しご紹介させていただきます。

新春に集う “ふるさとコンサート” Vol.1

1月13日(水)19時開演/18時30分開場

【出演】 ピアノ 御邊典一 ソプラノ 榎本真美 バリトン 小林昭裕

この日は風が強く、雪花がちらつくとても寒い日となりました。外で待っていただくには寒すぎるのでロビーで待っていただき、時間を早めて開場させていただきました。お客さまは大丈夫かなぁと開演まで心配でしたが、舞台袖から見ると客席はほぼ満席!たくさんの方々にご来場いただき、出演者の熱も上がりました。

Dh000007_2        ↑嬉しいですね。開演前から長蛇の列

第一部はしっとりと日本のうたから。

Dh0000231

瀧廉太郎 荒城の月 ― 小林 

別宮貞雄 さくら横ちょう ― 榎本

山田耕筰 待ちぼうけ ― 小林 

近衛秀麿 ちんちん千鳥 ― 榎本 

本居長世 白月 

Dh0000621

 多 忠亮  宵待草 ― 小林

 越谷達之助  初恋 

Dh000068

中田喜直 むこうむこう ― 榎本 

          たんぽぽ

          悲しくなったときは

          たあんき ぽーんき

小林秀雄 落葉松 ― 小林

休憩後、第二部は出演者とのトークを交え…

Dh000074

前半は御邊典一さんによるピアノ独奏

リスト バラード 第2番 

Dh0000851

小林さんはお話もお上手!

Dh000091

第二部後半は雰囲気をがらりと変え、オペラ・オペレッタのアリア、そして重唱から。

ーツァルト『ドン・ジョバンニ』より  ― 小林        “カタログのうた”(レポレッロ)

Dh000096 ↑“カタログのうた”ご当地特別バージョン

モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より   ― 榎本       “薬屋のうた”(ツェルリーナ)

プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より             “わたしのお父さん”(ラウレッタ)

  Dh0001131

ビゼー『カルメン』より  ― 小林            “闘牛士の歌”(エスカミーリョ)

Dh0001161

J.シュトラウス『こうもり』より     ― 榎本       “公爵様、あなたのようなお方は”(アデーレ)

Dh0001271_4

チャイコフスキー『スペードの女王』より ― 小林    “私はあなたを愛しています”(エレスキー公爵) 

ヴェルディ『リゴレット』より ― 榎本、小林          二重唱“日曜日ごとに教会へ”(ジルダ、リゴレット)    

Dh0001591

ちなみにアンコールには、

モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より                        二重唱 “お手をどうぞ”(ドン・ジョヴァンニ、ツェルリーナ)

武満徹  小さな空

をお贈りしました。

キタムラさん、素敵な写真をありがとうございました!そして演奏会を支えてくださった皆様、ご来場いただきました全てのお客さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!!

御邊さんも小林さんも本当に素敵な演奏家で、今回皆様にご紹介できましたこと、とても嬉しく思います。また皆様にも聴いていただける機会があるといいですね。

さて、“ふるさとコンサート” Vol.1 とあることに皆様お気づきでしょうか?そう、1があるということは、2もあるわけで・・・まだ企画段階ですが、おそらく来年1月に Vol.2 を開催する予定です。さーて次回はどなたが登場してどんな演奏会になるでしょうか?!お知らせはもっと先になると思いますが、どうぞお楽しみに

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »